アンティークのフレーム
今日はペタペタでも人気のフレームのご紹介です。
今回は大き目のサイズのものを幾つか仕入れています。40年前、もしくは半世紀以上も前のフレームは素材やデザインが今の時代の市販のフレームに比べると枠もガラスも圧倒的に存在感があり、中に入れる写真やクロスステッチ、レースなどの作品がとても輝いて見えるという素敵アイテムなのですが、買い付ける際には中に当時の写真の入ったままの状態のものもあり、その写真をみてその時代背景を感じることがしばしばあります。
先日はコペンハーゲンの市庁舎の前でスーツに帽子を被った年配の男性の写った写真が入っていたのですが、写真の裏には1935年と書いてありました。その時代のデンマークの様子から、写真に写った男性はかなりのお金持ちの人だったのでしょう、一緒に見ていた主人もすごいなあ~と驚いていました。そんな風に写真を見ては想像を膨らませている私です。
そしていつもはフレームにアンティークの絵本の切抜きを入れての納品ですが、あまりにも微笑ましい素敵な写真は入れ替えをせずにそのままお店に出しています。
今回のフレームの中にそれはそれは立派な作りのフレームがあります。買った際に売主の方が、“これ、私のおじいちゃんなの。若いころすごくかっこよかったのよ~”とそれはそれは自慢げにおじいさんの写真を見せてくれました。なるほど、たしかに素敵です。フレームだけで売るのではなく自慢のおじいちゃんの写真を入れたまま、売りに出しているのもなんとも微笑ましいですね。
売主さんのおじいさんの若かりしころ。笑顔がとても素敵です。フレームも当時にしてはすごく高級品だったはず。
まだまだこれからもインテリアを彩ってくれること間違いなしです。
他のフレームも今回はサーカスのお話の絵本を入れました。