★ル・コルビュジェ展

こんにちは。

今日は、上野の国立西洋美術館で開催されているル・コルビュジェ展へ行ってきました。5/19が最終日で慌てて一人で来館!

ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代

20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887-1965)が設計した国立西洋美術館本館は、2016年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。開館60周年を記念して開催される本展は、若きシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエの本名)が故郷のスイスを離れ、芸術の中心地パリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代に焦点をあて、絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を振り返ります。

第一次大戦の終結直後の1918年末、ジャンヌレと画家アメデ・オザンファンは、機械文明の進歩に対応した「構築と総合」の芸術を唱えるピュリスムの運動を始めました。そして、絵画制作に取り組みながら新しい建築の創造をめざしたジャンヌレは、1920年代パリの美術界の先端を行く芸術家たちとの交流から大きな糧を得て、近代建築の旗手「ル・コルビュジエ」へと生まれ変わります。

本展はル・コルビュジエと彼の友人たちの美術作品約100点に、建築模型、出版物、映像など多数の資料を加えて構成されます。ル・コルビュジエが世に出た時代の精神を、彼自身が作り出した世界遺産建築の中で体感できる、またとない機会となるでしょう。

国立西洋美術館公式HPより引用

国立西洋美術館 ル・コルビュジェ展
コルビュジェの設計した建物を再現した模型

1900年代初めにはこんな素敵な近代建築を生み出していたなんて!今でいう、マンションなのです~

林忠正展

↑ 私の本当の目的はこちら!原田マハさんという作家さんが好きで次に彼女の作品の中で読もうとしているのがゴッホを題材にしたお話。その中に、日本人で初めてパリで美術商となった林忠正という人が登場するということで彼のことをほとんど知らなかった私は本を読む前に彼の生涯に少しでも触れておこうと思ったのです。

彼は幕末に生まれて、日本でフランス語を勉強しパリの博覧会で通訳の仕事をしたことがきっかけで日本の版画や工芸品などを販売する美術商になっていくのですが・・・海外なんて一般人からしたら遠い夢の世界の様な時代にパリで商売をしてくという大胆な人!日本で美術館をつくりたいと、たくさんの西洋美術品を買い集めるのですが、52歳という若さで病気で亡くなってしまいます。そのため、彼のコレクションは売られて世界へ逸散してしまいます。

展覧会では、彼のコレクションしていた西洋美術の一部や顧客からの手紙が翻訳されて展示されており興味深かったです。素晴らしい作品をありがとうというお礼だったり、送られてきた品が足りなかったという不備の内容だったり、版画の初刷りしか興味がないから探してほしいという依頼だったり…あの時代に海外で対等に商売をしていた彼に感服です。

「HAYASHI COLLECTION」という彼の日本美術・西洋美術のコレクションを掲載した本まで当時のパリで作られていたことに驚き、どれだけの素晴らしいコレクション内容だったかと思うと今、見られないことが残念です。久しぶりの美術館で刺激を受けました~

次回は、松方コレクション展に行こうと思っています!





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